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HONOR Magic 3 Pro+ 実機レビュー【約14万円の超高級スマホ】

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2021年8月12日に発表されたHonor Magic 3 Pro+。この端末の発表会を見て、私は購入を決意し、ほぼ日本最速レベルの9/2に手に入れることに成功しました。2021年9月現在、流通量が非常に限られており、中国国内でも品薄状態となっており、定価で手に入れるのはほぼ不可能な状況で、中国国内でも非常に注目度が高いスマホのようです。私はこのスマホにとても期待していました。もともと私が初めて購入したスマホがHuawei P30 Proで、私はHuaweiが大好きなんですよね。そのHuaweiがアメリカの制裁を受けないように、スマホ事業を分社化してできたのがHonorで、これはHuaweiの最新技術がふんだんに盛り込まれているスゴいスマホではないのか!?と思ったんですよ。せっかくほぼ最速で入手しましたし、早速使い倒してレビューしていきたいと思います!果たして値段なりの価値はあるのでしょうか!

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まずHONORとは?

HONORは中国語で「荣耀」と書きます。もともとはHuaweiの廉価端末サブブランドとして2013年に設立されましたが、2020年の米中貿易摩擦により、アメリカはファーウェイに対してクアルコム、サムスン、TSMCのSoCやGoogleシステムなどの取引を停止させる制裁を発動。これによりファーウェイはスマホを作るにあたり大幅な制約が生じたため、もともと廉価端末のブランドだったHonorを売却しました。このHonorにはファーウェイの技術者なども多くが移籍したと言われており、実質的なファーウェイのスマホ事業を引き継ぐ会社ではないか?と言われています。Honor Magic3シリーズにはファーウェイのスマホで搭載できなかったクアルコムの最新鋭5G対応SoCを搭載。さらに今後発売されるグローバル版にはGoogleシステム(GMS)の搭載も公式にアナウンスされています。

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HONOR Magic 3 Pro+のスペックと概要

発売日2021年8月
本体寸法162.8×74.9×9.9 (mm)
重量236g (重いよ?)
ディスプレイ6.76インチOLED 120Hzリフレッシュシート
OSMagic UI 5 (Android11)
SoCQualcomm Snapdragon 888+ 5G
メインカメラ50MP (SONY IMX700 RGGB) f/1.9 1/1.28″
超広角カメラ64MP (OmniVision OV64B) f/2.4 1/2″
モノクロカメラ 64MP (OmniVision OV64B) f/1.8 1/2″
望遠カメラ 64MP (OmniVision OV64B) f/3.5 1/2″ 90mm(3.5x)
インカメラ13MP f/2.4
スピーカーステレオスピーカー
バッテリー4600mAh
充電66W HONOR Super Charge(SSCP)
5G対応バンドn1/n3/n5/n8/n28/n38/n41/n77/n78/n79
4G対応バンドB1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/
B26/B28A/B34/B38/B39/B40/B41
構成ROM 12GB / ストレージ512GB
セラミックホワイト/セラミックブラック
防水IP68
価格7999人民元(中国版) / 1499ユーロ(グローバル版)

2021年8月12日に、HONOR Magic 3無印、Proと同時に発表された、HONOR最上級のフラッグシップモデルです。Huaweiからの独立後、初のフラッグシップモデルになります。見た目はHuawei Mate40 RSとほぼ同じデザインで、カメラ周りが微妙に異なります。メインカメラはP40やMate40でも採用されたIMX700を採用。ただしP40やMate40では、RYYBの配列となるセンサーですが、このMagic3では通常のRGGBセンサーとなっています。そして3.5x望遠、モノクロ、超広角にはそれぞれ6400万画素のOV64Bを搭載。50MP以上の高画素センサーを4つも搭載しているのはこの機種くらいのもんですね。カメラではこれ以外にToFも搭載しています。カメラの望遠は光学3.5倍、デジタルズームは100倍まで対応。グローバル版にはGMSの搭載も予告されていますが、2021/9/5時点でグローバル版の発売日は決まっていません。

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開封

まず箱が凄いです。今まで見てきたスマホの中で一番大きな外箱です。横幅が22cm、縦が18cm、高さが6cmくらいあります。しかもこの箱にはマグネットが入っており、蓋を閉めるとカチッと閉まります。

箱を開けると端末がでーんと鎮座しています。高級感が溢れていますね。

端末が入っている上蓋を取ると付属品が入っています。純正ケース、充電器、USB-A-Cケーブル、イヤホンが付属品です。あとはこのケースの下にSIMピンと保証書などが入っています。充電器は中国プラグで、100Vには対応しているので一応物理的には日本でも使えます。端末は白でしたが付属品はすべて黒でした。これは黒を買った方がいいのかな?

ケースの下に800元と書かれていた紙が入っていました。一体なにが800元なのかは分かりませんが、もしかしたら全員?抽選?で800元が当たるのかな?裏面にはQRコードがありますが試していません。800元といえば日本円で1.4万円くらいなのでまあまあでかいですよね・・・。

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端末の外観

背面はセラミックです。手触り、質感ともに最高です。ただセラミックは落とすと派手に割れるらしいので、取り扱いにはかなり気をつけないといけません・・・。

ディスプレイから向かって右側に電源ボタンと音量調整ボタンがあります。いずれも押し心地がふわっとしており、とても良い押し心地です。なお左側には何もありません。

端末上部です。ステレオスピーカーなのでこちら側にもスピーカーがあります。

端末下部です。SIMスロットとUSB-C差込口があります。SIMはもちろんデュアルSIMです。

カメラ周りです。非常に複雑な形をしています。置いた時の安定性はとても良く、その点に関してはポイントが高いです。

背面の質感、デザインは本当に最高です。私が見てきたあらゆる端末の中で一番好きかもしれません。感動するレベルです。

それとは反対に、ディスプレイ側は最悪です。エグいエッジディスプレイにダブルパンチホール。画面占有率を上げたいのか下げたいのか?分かりません。エッジディスプレイの角度は89°と、ほぼ90°曲がっています。2枚目の写真を見れば分かるように、両端がとても見にくいです。なんでこんな実用性を失うようなデザインにしたのでしょうか?甚だ疑問です。エッジディスプレイはあまり好きではない方ですが、Mi11 UltraやHuawei P30 Proあたりのエッジ角度であればそれほど気になりません。しかしこれはいくらなんでも・・・。

暗闇の中で最大輝度にして並べてみました。右からMi11 Ultra、Huawei P30 Pro、Magic3 Pro+です。やはりMagic3 Pro+の発色が一番良く感じます。実際に使っていても、ディスプレイの発色に関してはMagic3 Pro+が一番良く感じます。

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AnTuTuベンチマークスコア

こちらは車のエアコンで端末を冷やして、SoCのポテンシャルを最大限引き出せる環境で測定したAnTuTuスコアです。HuaweiとHonorの端末には「パフォーマンスモード」という、消費電力を増やし性能を向上させる機能がありますが、それをオンにしました。Snapdragon888+ですが、84万点を超えてきました。これは888無印より高い点数で、理想的な数値です。

Magic 3

こちらは常温状態+パフォーマンスモードオンの状態です。発熱はやはり888無印と同じくらいは発熱するような感じがしました。同様の環境で測定した888端末(Mi11 Ultra)とほぼ同じくらいの数値です。

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使用感・使える機能

日本への対応状況

対応Bandはdocomo、au、Softbank、楽天モバイルのいずれの必須バンドに対応しています。さらに日本語についても対応しており、こちらも安心です。しかし、残念ながら日本のVoLTEには対応していないようで、さらにHuaweiのスマホはLTE Onlyにする設定を開くこともできないため、VoLTE必須SIMは電話どころかインターネット通信すらできない状態です。ahamoや楽天モバイルのSIMは全く使えません。また、GMS(Playストア)についても、apkのみでの導入は不可で、導入するためにはかなり手間がかかるようです。残念ながら日本でまともに使える端末ではありません・・・。

UIなど

Magic UIというカスタムOSを搭載していますが、中身はほぼHuaweiのスマホに搭載されているEMUIと同じです。私は長らくHuaweiのスマホを愛用しておりますので、UIについてはすぐ慣れました。やはりEMUIは使いやすいですね。この点については非常に安心です。また、指紋認証の精度はとても良いです。手が濡れていたりしてもだいたい反応してくれます。

発熱・電池持ち

発熱に関してはSnapdragon 888無印とほぼ同じくらいではないかと思います。やはりTwitterや軽いウェブブラウジング程度でもちょっと熱くなります。バッテリー容量は4600mAhですが、電池持ちに関してはあまり良くないように感じます。たぶん1日たくさんカメラ撮影とかをしていたら、1日持たないかもしれませんね。66Wの高速充電は速いですが、QCやPDなどのメジャーな規格との互換性はないのでそこがちょっと気になりますね。

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カメラと写真作例

さて、いよいよ本題のカメラに入ります。スペック上は本当に世界一といってもいいスペックを持ったスマホです。まずメインカメラのセンサーは50MPのIMX700。ファーウェイのフラッグシップモデルだったP40やMate40シリーズにも採用されているセンサーです。ただしMate40やP40シリーズではカラーフィルターがRYYB配列でしたが、このMagic3 Pro+ではほかのメーカーと同じRGGB配列になっています。なので実質的に新しいイメージセンサーとも言えると思います。あとはモノクロ、超広角、望遠の3つに64MPであるOV64Bを採用。50MP以上の高画素数センサーを4つ積んでいるのはこのMagic3 Pro+しかないでしょう。もともとファーウェイはソフト面についても世界最高と言われており、この最強のソフトとハードが合体したら・・・どうなったのでしょうか。早速作例を見ていきましょう。

まずは超広角から。このセンサーはマクロも兼用しています。

マクロはこんな感じです。かなり近くまでピントが合い、マクロの性能はなかなかです。ただ・・・オートからマクロモードへの切り替えが自動ではできません!なんで・・・?Huawei P30 Proではできていたのに・・・なんでできなくなったのでしょうか。不便極まりないです。

上の写真はHonor Magic3 Pro+です。

上4枚がMagic3 Pro+、下4枚がMi11 Ultraでの撮影です。いずれも3.5x→5x→10x→50xです。どちらもそれほど大きな差を感じませんが、若干色味が違いますね。

色味とボケ具合のチェックです。どちらも良好です。色味は割とナチュラルな方かな?ToFのおかげもあるのか、ピントもきっちり合っています。ただ背景のボケ具合が若干不自然な気がしなくもないです。

ご飯です。チキン南蛮です・・・。これまでHuaweiのスマホでご飯を撮ると、やたらと黄色くなってしまいましたが、そういったことはありません。悪くないと思います。

左がMagic3 Pro+、右がMi11 Ultraです。いずれも20xでの撮影です。拡大してみると分かりますが、Magic3 Pro+はちょっとノイズというか、きれいな写真ではありません。Mi11 Ultraは若干塗り絵感はあるものの、どう考えてもこちらの写真の方が綺麗だと思います。

ちょっとこれは・・・でした。左がMagic3 Pro+、右がMi11 Ultraです。いやーこれは・・・。Magic3の方は、空が白飛び、下は黒潰れです。最悪の写真ですね。HDR合成を全くしていないか、ろくにできていないかと思われます。HDRのオンオフのスイッチがないんですよね。Mi11 UltraにはHDRのオンオフのスイッチがあり、この写真はオンで撮影しています。

ここからは作例をどんどん貼っていきます。

使えるモードはこれくらいです。前述の通り、マクロはこの「その他」から「スーパーマクロ」にしないと使えません。不便ですよね。星空モードや長時間露光モード、タイムラプスモードなどはありません。2年前の端末であるP30 Proに比べても機能が減っています。

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まとめ:Huaweiの遺伝子は受け継がれなかったか。

良い点
  • UIが使いやすい!
  • AnTuTuスコアが高い
  • なんといっても高級感がある
  • 質感がとても良い。所有欲が満たされる。
  • 置いた時の安定感が高い
悪い点
  • カメラ
  • カメラなんだよな。
  • なんでこんなカメラになっちゃったんだろ・・・
  • さすがにもう少しよく撮れると思っていたのに・・・
  • 低照度性能、HDR、ズーム品質などが悪い
  • 高い(高い)
  • 重い(重い)
  • ダブルパンチホール!!!エッジディスプレイ!!!
  • 発熱ううううううううううううううううううううううう
  • VoLTE必須SIMが全く使えない!
  • GMSがないよ
  • カメラ。

Huaweiは本格的に制裁が始まった後に作られたP50シリーズにおいて、5Gモデムを搭載したSoCを積めず、これからはHonorがファーウェイのスマホ事業を継いでいくのだろうと考えていました。しかしその考えは甘かったようです。特にカメラ。このカメラはこれまでのファーウェイのカメラから程遠いです。ハードに関してはMagic3 Pro+よりはるかに弱いP30 Proの方が良い写真が撮れるのは間違いないです。また、これまでできていた広角→マクロの自動切換ができなくなっていたり、HDR、低照度での撮影性能など、2年前のフラッグシップであるP30 Proに大きく劣っています。私はこのMagic3に非常に期待していました。ようやく制裁がなかった世界線のファーウェイ端末が見れるのではないか?と。だからほかの人より早く入手して、いち早くその機能を試してみました。期待値が非常に大きかっただけに、正直とても残念に感じる、そんなスマホでした。次回作以降に期待したいところですが、残念ながらファーウェイで積み上げてきた技術やノウハウはHonor Magic3 Pro+にフィードバックされているとはとても言えず、ゼロからのスタートになったと思います。果たしてこれまでのファーウェイの技術に追いつくには何年かかるか分かりませんが、今後のHONORに少しだけ期待したいと思います。

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