中国高鉄(高速鉄道)の乗り方!

こんにちは!

今回のブログ記事では、中国高速鉄道の乗り方について詳しく解説していきます。中国の高速鉄道はその速さと広範なネットワークで知られていますが、初めて利用する方にとっては他の国と比較して少し複雑に感じられるかもしれません。でもご安心ください!このガイドを読めば、チケットの購入から乗車までの一連の流れをしっかり理解できるはずです。

中国高速鉄道は、都市間の移動を劇的に早く、そして快適にしてくれる存在です。特に、以下のポイントを押さえておくことで、乗車の準備がスムーズになります:

  • チケットの購入方法:オンラインでの購入方法から、駅での直接購入まで。
  • 乗車の準備:切符の確認や座席の指定方法。
  • 乗車時の注意点:セキュリティチェックや乗車時間の見極め方。
  • 旅のTips:便利なアプリや、乗車中に知っておくと便利な情報。

これらの内容を理解すれば、中国高速鉄道を最大限に活用し、ストレスのない旅を楽しむことができるでしょう。それでは、詳しく見ていきましょう。

目次

中国の鉄道は主に「都市間鉄道」と「MRT」

中国の鉄道ネットワークはその規模と効率性で世界的に知られていますが、大きく分けて2つの主要なカテゴリーに分類されます。それは都市間鉄道とMRT(マス・ラピット・トランジット)です。中国の鉄道システムは、高速鉄道とMRTの組み合わせにより、国内の移動を非常に効率的かつ便利にしています。高速鉄道で長距離の都市間移動をし、MRTで市内の細かい移動をするというスタイルが、中国の生活リズムを支えていると言えるでしょう。

MRTは都市内部を移動するための地下鉄やライトレールシステムを指します。日本で言えば地下鉄です。基本的にMRTは「〇〇(地名)MRT」と表記されることが多いですが、「〇〇メトロ」と言われる場合もあります。MRTに関しては予約などは不要で乗ることができます。ただし高速鉄道と同じく駅に入る際に手荷物検査と身体検査があります。

高速鉄道はほとんどが都市間を高速で結ぶ列車ですが、ごく一部に通勤路線もあります。都市間を結ぶ列車は基本的に全列車が指定席となっており、予約が必要です。日本のように自由席はありません。また、入場券のようなものもなく、駅構内には列車を予約している人以外は基本的に立ち入ることができません。

地方部の一部および夜行列車を中心に客車列車もあります。こちらもほとんどの列車が全車指定席となっており予約が必要です。高速鉄道に比べて所要時間はかかりますが、高速鉄道より安いというメリットがあります。

高速鉄道の駅・乗り方

(写真1枚目は深圳北駅、2枚目は広州南駅)

中国高鉄の駅は日本の駅と大きく違います。列車に乗るよりは飛行機に乗る感覚に近いです。列車に乗るためにはまず前提としてネット予約を済ましている必要があります。もちろん駅の窓口で乗車券を購入することもできますが、行列ができていることが多く、かなり時間に余裕を見ないと乗り遅れる可能性があります。また、中国高鉄の列車は常に混雑しており、お目当ての列車に乗るためには旅程が決まり次第できるだけ早く予約する必要があるでしょう。かつては駅で乗車券を受け取らないと乗車できませんでしたが、現在ではパスポートさえあれば乗車券の受け取りは必要なく乗車することができます。逆に言えばパスポートを紛失した場合、鉄道に乗るのが結構難しくなるという点は注意が必要です。

まず駅に到着したら駅の入口にある改札口でパスポートを提示します。自動改札機と有人改札口があり、自動改札機の方が空いていることが多いのでそっちに行きたくなりますが、外国人のパスポートの場合は基本的に有人改札口を通る必要があります。ただし一部の駅では無人レーンにもパスポートなどを読み取れる装置が付いていることもあります。改札を通過したら手荷物検査があります。場合によっては身体検査(金属探知機やボディタッチなど)もあります。空港の荷物検査に比べれば簡易的で流れ作業で、繁忙期でない限り待ち時間はほとんどないと思いますが、荷物検査を済ませるとようやく上の写真のような待合室となっている広い空間に着きます。さらにここからホームに入るためには各ホームにある改札を通る必要があります。この改札は列車が出発する10~20分ほど前から改札を開始し、5分前には改札を閉めてしまいます。なので少なくとも15~20分前までには駅の待合室に入る必要があるでしょう。中国の鉄道は日本と同じく、何か事故などがない限りはほとんどの列車が定刻で運転していますが、日本との違いとしては早発があるという点ですね。本来の出発時刻の2~3分前に出てしまうのはよくあるようです。また、この改札が始まるより早くホームに立ち入ることはできません。入場券もありません。この改札でも自動改札機と有人改札口がありますが、やはりパスポートで乗車する場合は有人改札口しか通れません。この2つの改札と荷物検査を通ればようやく列車に乗車できます。始発駅や停車時間が長い列車は改札を開始した時点ですでに列車がホームにいますが、途中駅の場合出発時間の1~2分前に入線することもあります。中国の列車は編成が長く、最も長い列車では18両もあるため、案内表示に気をつけながら自分が乗車する号車を探しましょう。

降車時にも改札があります。私の体感ですが降車時の改札は有人レーンでなくてもパスポート読み取りが可能な改札が多いように感じます。というより有人レーンがないところが多いと思います。降車時もパスポートの読み取りが必要になりますので用意しておきましょう。

座席の種類は大きく分けて3種類

商務座

最も料金が高く、日本のグランクラスに相当するのが商務座(ビジネスクラス)です。一部の列車にのみ連結されています。連結されている列車はCR400AFまたはCR400BF系列などで運転される「復興号」列車が中心。鉄路12306アプリでは「復興号」の表示がある列車に連結されています。同じ商務座でも写真のような横2列配列の飛行機のファーストクラスのような座席と、日本のグランクラスと同じような横3列の車両があります。この2つのタイプのどちらで運転されるか見極めるのは簡単で、鉄路12306アプリから見れば一発で分かりますが、詳しくは後述します。写真は新しいスマート復興号で、鉄道車両としては破格の豪華設備となっています。座席のリクライニングは電動で、フルフラットにすることも可能です。料金はやはり一等座と比較してもかなり高く、区間にもよりますが二等座のおよそ4倍、一等座のおよそ2倍近い料金設定になっています。例えば北京から上海の場合、二等は662元、一等は1060元なのに対し、商務座は2318元となっています。それでも中国には裕福な人が多いので、特に長距離列車は商務座から先に満席になることが多いようです。

商務座には充電設備としてワイヤレス充電器、USBソケット×2、それとは別にコンセントを完備。1席に1つ専用の個人用モニターまであります。このモニターでは飛行機のモニターなどと同様にエンターテイメントメニューなどもありました。また、列車を紹介するビデオなどもありました。また、中国語の新聞、さらにおつまみがいくつか入った袋とミネラルウォーターが貰えます。さらに、大きな駅では商務座の乗客専用の待合室が完備されており、多くの人が集まり座るところを探すのが大変な通常の待合室とは違う場所で乗車まで過ごせます。もちろん通常の待合室に行っても問題はありません。それから列車によってはパーサーが乗車しており、ドリンクなどのサービスが行われることもあるようです。

こちらはスタッガード型の商務座座席です。CR400BF-Z/Sなどに搭載されています。通路側に仕切りがあり、ここを閉めると半個室のような状態になります。もちろんフルフラットにもなります。飛行機のファーストクラスやビジネスクラスに近いです。

これらの豪華仕様の商務座はまだ少数派で、多くの商務座は通常の開放型です。CR380系列およびノーマルのCR400AF/BF、CR400AF/BF-Sの前後のうち片方の商務座が開放型です。

商務座のサービス

商務座の乗客は通常の待合室とは隔離された商務座待合室を利用することができます。商務座待合室は飲み物とお菓子、おつまみなどが無料で提供されています。外国人の場合受付でパスポートを提示すれば入ることができます。受付の際に番号札が手渡されます。乗車時間になると専属の係員が呼びに来てくれ、ホームまで案内してくれます。中国の駅では改札が始まると改札口が非常に混雑しますが、商務座の乗客はこの改札口を通ることなくホームに入ることができるようになっています。パーサーが乗車している列車では列車から降りるときにもパーサーが改札口まで案内してくれるサービスもあります。

長距離を走る列車(複数の鉄道局にまたがる列車番号がGの列車)の商務座の乗客は食事も無料です。食事が提供される時間帯は昼食が11時半~13時、夕食が17時半から19時の間で、少しでもこの時間に走行している列車は食事のサービスを受けることができると思われます。食事は食堂車でも販売しているレンチン弁当とカップスープで、45元~55元程度の食事です。ご飯とお肉はとても美味しかったのですが、野菜が激辛で食べるのが厳しかったです。種類はいくつかあるようで、乗車時にどれが良いか聞きに来ました。これ以外にもお茶やジュースなど飲み物が飲み放題で、多分アルコール類もあるようです。これ以外に一等座と同じく水とおつまみの入った袋が全員に配布されます。

一等座

日本で言うとグリーン車に相当するのが一等座です。商務座とは異なり、高速鉄道車両で運転するほぼ全ての列車に連結されています。商務座のような特別なサービスはありませんが、座席は快適そのもので、特に長距離の乗車なら一等座を選ぶ価値は十分にあるでしょう。写真はCR400AFのものです。CRH1Aなど古い車両は座席が進行方向を向いていない固定式のものもあります。写真はCR400AFの一等座です。

こちらはCRH5Aの一等座です。CRH5Aはイタリアの車両をベースに設計されていますが、座席はJR東日本のE2系(CRH2系列)に近いものとなっています。日本のグリーン車に比べて座席間隔が短くなっています。

一等座のサービス

一等座では全員に水とおつまみの配布があります。上の写真は上海~北京の列車で、水以外にもお茶を選択できましたが、基本的には問答無用で水が出てきます。おつまみは鉄路局により中身は異なりますが、ジャーキーやスルメなど、5~6点が入っています。

そのほかの座席

上の写真は一部のCRH5Gにある「优选一等(プレミア一等)」です。プレミア一等は現時点でCRH5Gで運行される瀋陽~丹東などの一部列車と、CR400BF/AF-BSが担当する北京~上海の列車などごく一部の列車に連結されています。商務座ラウンジを利用することが可能ですが、商務座とは異なりドリンクサービスや食事のサービスはありません。CRH5Gのプレミア一等座は横3列配置で、横4列配置の一等座よりかなり広く感じます。料金は一等座よりもやや高い程度で、商務座よりは安いです。

これ以外に「特等座」というものがあります。CRH380Bなどに連結されており、こちらも一等座よりやや高い値段設定となっています。プレミア一等との違いは商務座ラウンジを使えないことなどが挙げられます。

高速鉄道の車両

高速鉄道の車両は今がまさに過渡期。高速鉄道黎明期に導入された車両から、400km/hの走行に対応した新型まで導入されています。毎年ものすごい数の車両が製造されてはいるのですが、その分新しい路線が開業しているため、結果的に黎明期の車両も残っています。写真は深圳北駅。左の2列車はCRH1A-Aという車両で、ドイツのボンバルディア社の車両を中国でライセンス生産した車両になります。右から2番目の車両はCR400AFという車両で、現在中国高鉄の主力車両の1つです。最高時速400km/hの運行に対応しており、営業運転でも最高350km/hでの運転を行っています。一番右は日本でも見たことあると思いますが、CRH2Cという車両で、東北新幹線で走っているE2系をベースに製造された車両になります。

こちらはCR400BFです。CR400AFと並び、中国高鉄の新時代を作る形式です。

こちらも同じくCR400BFですが、こちらの方が新しい車両で、智能復興号(スマート復興号)と言われるCR400BF-Sという車両です。このように中国高鉄の車両は同じ形式でも両数の違いや座席配置の違い、寝台車か否か、最高速度などにより細かく分かれています。

中国鉄道の種別

日本の鉄道と同じく、中国の鉄道にも種別が存在します。日本と違うところは中国の列車には基本的に列車名というものがなく、英字1字+数字1~4桁で表されます。このうち最初の英字が種別にあたるもので、この種別と距離、利用する設備(等級)により運賃が変わってきます。主な種別は下記の通り。

G列車・・・高速動車組 いわゆる高鉄です。最も速く運賃も高いです。最高速度は線区によって異なりますが、最高で350km/hで運転されるのがG列車です。

D列車・・・動車組 短距離の列車やG列車より停車駅が多い列車がD列車です。最高速度が200km/h~250km/hの列車が基本ですが、中にはCR200Jで運転される列車があったり、寝台設備のある高鉄車両で運転される列車もあったりで様々なD列車が存在しています。

C列車・・・城際動車組 城際とは英語でIntercityにあたるもので、どちらかと言えば短距離の列車が多いです。列車番号が3桁の列車は在来線経由でCR200Jで運転される列車が多いです。4桁の列車は短距離の列車で高鉄の車両が多いです。

Z列車・・・直達特快と呼ばれる客車列車の中では最も速い列車です。2004年に運行が開始され、停車駅は少ないです。有名な列車として北京~哈爾浜を結ぶZ15列車は「京哈特急」とも呼ばれ、中国鉄路では異例の全車2段寝台かつ1000kmを超える北京~哈爾浜間をノンストップで結んでいます。

T列車・・・特快と呼ばれる列車です。Tは特快の頭文字です。Z列車ほどではありませんが停車駅が少なく、最高速度は160km/hとなっています。

K列車・・・快速列車です。Kは快速の頭文字です。客車列車の中ではダントツでK列車が多くなっています。最高速度は基本的に120km/hで、停車駅も多いので所要時間は長い列車が多いです。中には3日間走る列車も存在しています。

これ以外にも観光列車のY列車、数字だけの普通列車などが存在します。

座席の種類

高鉄

商务座・・・最も高い座席で半個室型または横2列・3列の座席で、フルフラットにすることができます。専用の待合室が利用でき、長距離列車では飲み物、食事のサービスもあります。料金は日本のグランクラス並みです。

特等座・・・CR380BLなど一部の形式にある座席です。観光区とも呼ばれます。商務座ほどではありませんが高価な座席です。

优选一等座・・・トリップドットコムではプレミア一等座という表記です。北京~上海、瀋陽~丹東など一部の列車に設定されています。比較的安価で商務座待合室が利用できたりするので比較的人気があります。

一等座・・・日本のグリーン車に相当する座席で、2+2列の配置です。水とおつまみのサービスがあります。料金は日本のグリーン車よりも安く、何なら日本の普通車よりも若干安い程度の値段となっています。

二等座・・・日本の普通車に相当する座席です。二等座であっても基本的に自由席は無く、全席指定です。列車によっては無座という立席の切符が発売されていることもありますが、料金は二等座と同じで座席には座れません。

动卧・・・客車列車の软卧に相当する2段寝台の車両です。中国では高速鉄道の一部で夜行列車が運転されており、それに連結されている寝台車がこれです。

高级动卧・・・高速鉄道車両の高级软卧です。一部の列車にのみ連結されています。

在来線列車

高级软卧・・・本当に一部の列車にしか連結されていない寝台車です。2人用個室で個室内にトイレ、シャワー室が設置されています。部屋単位で販売されていないため、1人で乗車する場合は相部屋になります。

软卧・・・ほとんどの客車列車に連結されている2段寝台です。4つの寝台が1つの区画となっており、この区画と通路を仕切る扉はある車両が多いですが、個別のカーテンは設置されていません。ほとんどの列車では十数両の中に1両しか連結されていません。

一等卧・・・CR200Jの软卧です。

硬卧・・・三段ベッドの寝台車です。最低限横になれる設備のみです。通路との仕切り扉やカーテンはありません。

二等卧・・・CR200Jの硬卧です。

软座・・・2列+2列の座席車です。一部の列車にのみ連結されています。日本とは異なり向きが固定されているボックスシートとなっています。

硬座・・・ほとんどの客車列車に連結されている座席車で、横2+3列の配置です。とにかく人が詰め込まれる配置で、なおかつ無座もあるため、かなり上級者向けです。古き良き日本の夜行列車に思いを馳せるならこれですかね・・・?

高速鉄道の予約方法

中国鉄道の予約方法は主に2つあります。1つはトリップドットコム経由での予約、もう1つは中国鉄路の公式アプリ「鉄路12306」から予約する方法です。どちらの方法も一長一短で、メリットとデメリットがあります。

トリップドットコムでの予約

メリット

・日本語で駅名の検索や予約が可能

・日本円で購入することが可能

・日本語によるサポートを受けられる

・初めての予約の場合、3%オフクーポンがある

・実名認証が不要で、すぐに予約できる

デメリット

・手数料が掛かる

・中国国鉄が認めた購入方法ではない

トリップドットコムは中国国内で「携程旅行(CTrip)」という国内最大手の旅行サイトを展開する一方、日本への展開も積極的で日本語でのサポートを受けることができます。後述する鉄路12306に比べてかなり簡単に予約できるので、たまにしか中国鉄道に乗らない人にオススメです。予約は日本語で可能となっており、駅名入力も日本語に対応しています。トリップドットコムで予約することの最大のメリットはやはり実名認証が不要という点。鉄路12306の場合パスポートの画像などを送る必要があるため、かなり面倒で時間もかかります。トリップドットコムの場合パスポート番号と名前があれば予約できます。

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鉄路12306が2024年12月に発表した声明によると、鉄路12306(公式の予約サービス)以外、いかなる予約サービスも承認しておらず、12306以外で予約した場合、追加料金が掛かったり個人情報が流出するリスクがあると発表しています。これらの内容からトリップドットコムに関しても中国鉄道が認めている予約サービスではないだろうという点に留意が必要です。事実、トリップドットコム経由の予約だと運賃の他に追加で手数料が掛かります。予約手数料は25元(500円)掛かるようです。ただし為替レートがかなり有利な数字になっているので、12306で予約するのとそこまで大きく変わるということはなさそうですが、何本も列車に乗る場合はそれなりの金額になってきます。ただ面倒な実名認証が不要で、日本語に対応しているというメリットはとても大きいので、とりあえず初心者はトリップドットコムでの予約をオススメします。

余談ですが、中国のホテルもトリップドットコムで予約することをオススメします。前述の通りトリップドットコムは中国最大手の旅行サイトで、他の予約サイトでは予約できないホテルを多数扱っています。また、予約確認書を中国語で表示させることもできるため、フロントでも簡単にチェックインできます。もちろん日本語によるサポートを受けることもできますし、海外OTAサイトとしては珍しく日本で旅行業登録を受けているので安心です。

トリップドットコムでの予約方法

今回はスマホアプリを使用して予約を進めていきます。

トップ画面から右上の「列車」を選択します。

出発地と到着地を選択します。もちろん日本語で入力できます。

乗車したい列車と等級を選択します。ここに表示されているのは実際の金額ではなく、これに加えて手数料が発生します。満席の場合は「空席待ち」と表示されます。

次の画面で乗客の情報(氏名とパスポート番号)と連絡先(氏名とメールアドレス)を入力します。

ゴールド会員以上で年2回、払い戻し手数料免除の特典を受けられます。権利を持っていても購入時に手数料免除のところにチェックしないと手数料が発生します。なお、今後はダイヤモンド会員以上にならないと手数料免除がなくなってしまうようです・・・。

日本の鉄道とは異なり座席指定は横位置しか指定できません。号車や何番などの指定はできません(12306でも同様です)。

初回の利用時などクーポンがある時があります。適用されているか購入前に忘れずに確認しましょう!

次の画面で決済画面になるので、そこで決済して購入完了となります。

事前申込について

トリップドットコムでは発売日前に予約を受け付ける「事前申し込み」を行っています。これは発売時刻になったら自動的に乗車券を取ってくれるというものです。ただし発売からすぐに取ってくれるというわけではないようで、5件事前申し込みしたうち取れたのはたったの1件でした。人気列車を取る目的ならば12306で予約開始と同時に取った方が良さそうです。

鉄路12306での予約

メリット

・予約手数料が不要

・公式から直接購入できる

・車両形式や座席表を確認できる

・繁忙期や人気列車の予約が取りやすい

デメリット

・実名認証が必要

・決済に失敗することがある

・日本語非対応(英語と中国語のみに対応)

・日本円で購入不可

中国鉄道の公式予約プラットフォームが鉄路12306です。公式の予約サイトなので安心ではありますが、日本語には対応しておらず、英語と中国語のみに対応しています。駅名の検索も日本語に対応していないため、簡体中文もしくは英語表記で入力する必要があります(例:広州の場合广州またはGuangzhouと入力)。

英語と中国版では内容がかなり異なっており、英語版はいろいろと簡易的です。特に列車の使用車両や座席表などは中国語のみで見ることができるので、中国語版がオススメです。

鉄路12306は中国在住者に最適化されているため、海外からの登録はいくつかのハードルを乗り越える必要があります。最も面倒なのは実名認証。中国人の場合は簡単に登録することができるようですが、外国人の場合パスポートを登録するにはちょっと手間が掛かります。詳しくは後述しますが、パスポートの画像と、パスポートを持っている本人の画像の2枚を撮影して送信する必要があります。VISAやマスターカードなど海外クレカでの決済にも対応していますが、決済に失敗してしまうことがあります。私も何度か失敗してようやく購入できました。これを回避するためにAliPayやWechatPayにクレカを紐づけて購入する方法もありますが、決済手数料が掛かるので直接購入するよりも高くなってしまいます。

鉄路12306の登録方法

PCでもスマホアプリでも登録可能ですが、ここではPC版の画面で進めていきます。中国語版と英語版ではまた違う画面になりますが今回は中国語版で進めていきます。もしうまくいかない場合は英語版をお試しください。

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ここのページから登録画面を開くことができます。一番上から

・ユーザー名(任意の文字列)

・パスワード

・パスワード(確認のためもう一度入力)

・身分証のタイプ

・氏名

・身分証番号(パスポートの番号)

・身分証の有効期限

・誕生日

・割引の種類(学生または子供の場合のみ)

・メールアドレス(Gmail可)

身分証のタイプ(证件类型)は「外国护照」を選択します。氏名は漢字ではなくパスポートに記入されているのと同じ綴りのローマ字を入力します。ID番号はパスポート番号を入力します。身分証の有効期限はパスポートの有効期限を入力します。メールアドレスはGmailでも問題ないと思いますが、不安なら違うアドレスの入力をお勧めします。一番下の電話番号は中国、香港、台湾の電話番号しか使えないようなので今回は入力しません。

このあとメールの認証を行いアカウント作成は完了となります。メールは迷惑メールに振り分けられている可能性が高いので、届かない場合は迷惑メールフォルダを確認してみてください。

実名認証

中国では鉄道に乗車するのにも飛行機並みのセキュリティがあります。実名認証もその1つで、外国人の場合パスポートの登録が義務となっており、事前にパスポートの認証が必要になります。

中国語版アプリの場合、「我的」画面の右上の歯車マークを押し、設定画面を開きます。この中で上から3つ目の項目が実名認証になります。

実名認証を行っていない場合、パスポートを撮影するように出るので、指示に従って撮影します。

説明には認証に3~5営業日掛かると書いてありましたが、実際は1時間も経たずに認証完了になりました。

実名認証が完了した場合この画面になります。実名認証が完了するとようやく乗車券の購入が可能になります。

鉄路12306での予約方法

最初の画面で出発地、目的地を入力します。そうすると列車一覧が出てきます。

座席を選択します。ここで乗車する人を追加します。アカウントの持ち主とは違う人が乗車する場合、別途登録が必要となります。

この次の画面に移る間に座席が取られます。この画面に遷移するまでに30秒程度掛かります。この画面から20分以内に支払う必要があります。立即支付を押すと支払い画面に進みます。外国人の場合支払いはクレカのみで、VISA、マスターカード、JCB、ダイナース、ディスカバーが使用できます。クレカによっては決済が通らないこともありますので、クレカを複数枚用意しておくのが確実です。

鉄路12306のその他の機能

鉄路12306はスーパーアプリと言われるもので、予約以外にも様々な機能があります。一番便利なのは時刻表機能で、列車番号を入力すると時刻はもちろん、当日は遅延情報なども出ます。また、動車組の列車のほとんどは座席表も表示されます。

あと12306アプリには通販やホテルの予約、さらに飛行機やバスの予約すらできるようですが、とりあえず外国人では使えなさそうです。

私は実際に使ったことがありませんが、駅ナカにあるファストフード(マクドナルドやケンタッキーなど)や、食堂車で販売している弁当などをアプリで購入し、座席まで持ってきてくれるサービスもあるようです。

乗車券の発売日

日本の場合は一か月前の10時に発売されますが、中国では基本的に15日前に発売されます。ただし春節期間など長期連休の日の乗車券は別で、特別な発売スケジュールが組まれますので注意が必要です。中国の場合は路線が非常に多いため、発売時刻は乗車駅により異なります。乗車券の発売時間については鉄路12306アプリから確認できます。

参考までに北京、上海、広州の発売時刻は上記の通りです。同じ都市でも駅によりバラバラなのが分かると思います。なおこの発売開始時刻は変更になることもあると思います。あと上記の時間は中国時間なので、日本と1時間時差がある点に留意が必要です。

発売制限について

その列車の始発~終点ではなく、途中駅で乗降する場合、長距離乗る乗客を優先的に乗せるため、乗車券を直前まで発売しないことがあります。この場合でも「満席」の表示になりますが、乗車日の2~3日前に制限が解除され突如として大量の空席が出ることがあります。なので満席表示でも諦めずに待ってみるという手もあります。また、同じく1~2日前に列車の満席の状況を見ながら急遽増結が行われることもあるようです。

駅の間違いに気を付けましょう!

大きな都市の場合、高鉄が発着する駅が複数あります。例えば深圳の場合、深圳北駅、深圳東駅、深圳駅、深圳坪山駅、福田駅があります。大きな都市から列車に乗る場合は、乗車駅をよく確かめておいた方が良いでしょう。また、その駅まで行く交通手段や、最寄りの地下鉄駅やバス停から駅までどれくらい距離があるかも調べておくと良いでしょう。

中国のあれこれ

金盾(GFW)対策

金盾とは中国国内で禁止されているネット上のサービス、例えばGoogleやLINE、Twitter(X)、facebook、Instagramなどへのアクセスを遮断するシステムのことです。日本人のほとんどがお世話になっているサービスで、これらにアクセスできないのはかなり大変なので、何かしらの対策を考える必要があります。

最も簡単な対策は日本のSIMでローミング通信をすることです。ahamoの場合は無料、povoでも追加料金で利用できます。ただし格安SIMなど国際ローミングに対応していないSIMカードも多いので、事前に自分の契約しているSIMカードがローミングに対応しているか調べておきましょう。ローミングの場合は金盾による影響を受けることなく、中国国内でもGoogleなどにアクセスすることが可能です。ただしホテルのWi-Fiなど、現地のWi-Fiに接続した場合は金盾の影響を受けることになるので、不安ならば後述するVPNを契約しておきましょう。

2つめの対策がVPNです。中国国民でもTwitterなどを使っている人が少なからずおり、こういった人々はVPNを経由してアクセスしています。VPNとは通信時に第三国を経由して通信する方法で、これで金盾を回避することが可能です。ローミングではなく中国のプリペイドSIMや、現地のWi-Fiから金盾で規制されているサービスにアクセスする場合はVPNが必須となります。VPNは月単位での契約のものが多く、そうなるとそれなりの費用になってしまいますが、例えば「Millen VPN」というVPNの場合、7日間で638円と、短期旅行に最適なプランも存在しています。

AliPay / WechatPay

中国はご存じの通り独自のシステムを多数構築しており、極度のキャッシュレス文化です。なので他の国に行く場合より準備するべきことは多いです。

まずは決済手段の確保。海外クレカはほとんど使えませんし、さらにそもそも現金すら受け付けていない店も結構あります。というのも中国では偽札が大量に出回ったことがあり、それを機にキャッシュレス文化が進んだのだとか。なので現金が使えない店が多いですし、使える店でもあまり歓迎されないだろうと思います。とはいえ念のため保険で少額現金を持つということも大事です。

中国で最も主流というか、ほとんどの店で対応している決済方法がこの2つ。中国に行く場合、最低限どちらか1つは使えるようにしておく必要があります。VISAやマスターカードなどのクレジットカードは観光客がよく行くような店でしか使えません。また、日本国内で発行された銀聯カードは、一部の店では使えないことがあるようです。なのでAlipayまたはWechatPayを使えるようにしておくのはマストです。

登録に必要なのはクレカとパスポート。2024年12月現在、Alipay、WechatPayともに国際クレカの紐づけが可能になっており、多くの店では問題なく支払うことができるようですが、中には国際クレカが使えない設定になっている店があるようで、そういうお店では支払い時にエラーが出て決済できないことがあるようです。国際クレカ紐づけ以外だと残高にチャージして使う方法がありますが、この方法は中国に口座がないとチャージできないようで、その口座も中国国籍がないと作るのは難しいようです。もしどうしても残高にチャージしたい場合は「チャージ代行」というものがあるので、それを使うしか方法はないと思います。

AliPayやWechatPayを使って、多くの都市で地下鉄(メトロ)やバスに乗ることもできます。都市ごとに別途登録は必要なのですが、ほとんどの都市では登録さえすれば乗車できます。ただし一部の都市では外国人が登録できない都市もあり、大連や瀋陽などが該当します。これらの場合、自動券売機ではAlipay/Wechat支払いが使えることもあり、瀋陽はこれで乗車できました。

私は一応両方登録しておきましたが、使用したのはAliPayのみでした。どちらかと言えばWeChatPayの方が使える店が多いようですが、大半の店は両方対応しています。

鉄道の撮影はできる?

日本と違って100%大丈夫とは言い切れませんが、中国のSNS(Weibo)上には列車の写真が多数上がっていますし、実際私も駅やその周辺で撮影しましたが特に何もありませんでした。駅で乗車する列車の先頭をスマホで撮影していたら真横に警察官が居てギョッとしましたが、特に何も言われませんでした。スマホなどで乗車する列車を撮影する程度であればリスクは低いと思います。ただし軍事基地近くの駅や、軍事関係の輸送をしている貨物列車の撮影などはリスクが低いとは言えないので注意が必要かと思います。また、地域により鉄道撮影は寛容な地域と厳しい地域があるようです。特に成都では2016年になりますが「撮影禁止」を発表しています。地下鉄(メトロ)も同様に地域により差があり、北京地下鉄が特に厳しいようです。中国の駅は入場券などありませんし、ホームに入れるのも列車の発車10分~15分前からなので、日本と違い、駅で乗車列車以外の列車を撮影するというのは難しいですね。あと注意としては、中国の鉄道は発車ベルなど無く、発車時間前でも突然ドアが閉まることがあります。なので撮影はほどほどにして乗らないと乗り遅れるという可能性もありますので注意が必要です。降りた後は速やかにホームを出ないといけないようなので、降りた後の撮影は難しそうです。日本ほど多くはありませんがもちろん中国にも鉄道ファンはいます。中国語で鉄道ファンは「火车迷」と言われるようです。特に珍しい列車が運転されると、撮り鉄が集まってくるのは日本と変わらないようです。日本との最大の違いは絶対に撮影してはいけない列車(軍事列車など)が走っていることでしょうね・・・。

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中国鉄路、地下鉄の車両などをまとめた中国語のページです。基本的に中国の鉄道はここを見れば分かります。

あわせて読みたい

中国の鉄道ファン用語wikiです。中国にも鉄道ファン文化があることが分かります。

https://rail.re

どこからかは不明ですが中国鉄道の公式情報から自動的に情報を取得して公開しているサイト。列車番号や車両番号などを入力すると運用を把握することができます。日本にも欲しいシステムですね・・・。

中国で一番警戒しないといけないのは・・・

中国で怖いのはやはり公安(警察)と、実際に行ったことない人は思うでしょう。実際、街の至る所に警察官の詰所(交番のようなもの)があり、駅や空港などに行けば至る所に警察官がいます。中にはマシンガンで武装している警察官(武警)もいます。高速鉄道の列車にも1列車に1人以上警察官が乗っていることが多いです。ただ、短い滞在の間に見た感じや、他の方の話を聞いてみるとやはり警察官は何もしてないのに職質、拘束・・・することは多分ありません。多分。むしろ何か盗まれたり、犯罪の被害に遭った時には頼りになるかもしれません。

それより中国で怖いのは歩道を爆走する電動バイクです。合法なのか違法なのか知りませんが、中国の都市部では歩道をものすごい速度で電動バイクが走っています。電動なので音もなく、本当に自転車とかより全然速い速度で、しかもたくさん走っているので本当に怖いです。気を付けてもどうしようもなさそうですが、中国に行く際はこれを頭に置いておいた方が良いかと思います。

この電動バイクは都市によりたくさん走っている場所とそうでもない場所があるようで、深圳では大量に見かけましたが瀋陽や大連ではそれほど見ませんでした。

香港西九龍駅

2018年に高速鉄道が香港まで延伸し、開業したのが西九龍駅です。それ以前は広九直通車という在来線の列車が走っていましたが、高速鉄道の開業後順次本数が削減、2024年7月末で正式に廃止され、現在香港と中国本土を直通する唯一の鉄道となっています。列車の大部分は香港~深圳北、広州南駅間での運転ですが、中には上海や北京などに直通する列車も運転されています。また、曜日限定ですが寝台高速列車も運転されています。

香港西九龍駅に中国本土の出入境審査、香港の出入境審査があり、香港で乗る時も降りるときも2つの入管を通らないといけないので結構時間が掛かります。私が行ったときはそれほど混んでいないようでしたが、香港または中国の国籍がない人は自動化ゲートを通過できないので、混んでなくても30分程度を要しました。混んでいるときは1時間程度掛かるものと思われるので、西九龍駅から乗車するときは発車時刻の1時間以上前に到着していた方が良いでしょう。

中国の夜行列車

中国は夜行列車大国です。高速鉄道の開業により昔よりは減ったようですが、値段が安く、国土の広い中国では夜行列車需要は根強いようで、寝台設備を備えた夜行用高速鉄道車両もあります。

中国の夜行列車は日本とは異なり、一部を除き特に列車名などはありません。ほとんどの列車が座席車(硬座)と二等寝台(硬卧)と一等寝台(軟卧)で構成されています。高速鉄道車両は二等(座席車)と軟臥の2クラスまたは高級軟臥を加えた3クラス構成となっています。最新型車両のCR400AF-AEでは座席の特等車も連結されています。硬卧は日本では早々に消えた三段ベッドの寝台車です。横にはなれますが上下の高さがとても低いです。また、カーテンや仕切りなどもありません。最低限寝れる設備といった感じです。軟臥は二段ベッドで、日本の寝台列車におけるかつての開放B寝台に近いです。通路と寝台の間には開閉できる仕切りが付いており、4ベッドが1つの区画として独立しています。ただしカーテンは無く、プライバシーは守られていません。4人で予約すれば個室として使うこともできますが、そうでない場合は普通に相席になります。高級軟臥は一部の列車にのみに連結される2人個室の車両です。ただ個室と言っても部屋単位で販売されていないようで1人で乗ると相部屋になるようです。二段ベッド、三段ベッドは上段、中段、下段で値段が異なります。下段が最も高いです。

特に高速鉄道車両の寝台車は週末以外ほとんど走っていません。高速鉄道の路線は平日夜間に保守作業が行われていることが大きな理由のようです。

高速鉄道車両ではない、客車の列車は「緑皮車」とも呼ばれ、とにかく安いことから人気があります。本数も結構多く、その多くが夜通し走り続ける夜行列車です。長距離、長時間走る列車も多く、例えば中国のほぼ端から端に走る、哈爾浜発海南行きZ111/Z114列車は始発から終点まで約48時間も掛かります。ほとんどの列車は編成の半分がボックスシートの座席車で、食堂車1両と2段寝台の軟臥車1両を挟んで三段寝台の硬臥車が連結されています。一部の列車には2人個室の高級軟臥も連結されています。列車の長さは最大で18両編成にもなり、電源車や荷物車などが連結されていることもあります。

この緑皮車を置き換えるために増備されているのがCR200Jという車両で、夜行列車はもちろん座席車もあり昼の列車でも運行されています。動力集中方式ですが固定編成化されており、機関車は長編成の場合は両側、短編成の場合は片側に連結され反対側には運転台付きの客車が連結されます。CR200Jは緑皮車で運行されている列車(K、T、Z列車)に比べて運賃が高い割に車内設備はほぼ変わらず、明るい緑色という変な色であることから中国の鉄道ファンからは「ゴミ箱」と呼ばれています。

食堂車など

日本では消えた食堂車ですが、中国ではほとんどの長距離列車に食堂車などの喫食設備が連結されています。CRH380以前の車両は食事できるスペースの付いた食堂車が連結されていましたが、CR400系列では食事できるスペースはなく、簡単な調理ができる売店程度の設備となっています。ただし短距離の列車では営業していないこともあるようです。また、営業している列車でも営業していない時間帯があるようです。

食堂車とは別に車内販売も存在します。こちらは比較的短距離の列車でも営業していることが多いようです。飲み物やおつまみなどを販売しています。

さらに、一部の列車ではモバイルオーダーのシステムがあります。鉄路12306アプリから食堂車で販売している食事や飲み物を届けてくれるシステムです。さらにさらに、一部列車では駅の中にあるマクドナルドやケンタッキーなどの商品を駅で積み込み、席まで届けてくれるサービスもありました。恐らくこういったサービスをしてくれるのは一部の列車のようですが、なかなか面白いサービスだと思います。午前中に上海を出発する北京行きの高速鉄道に乗車したところ、ちょうど昼時に済南を過ぎたところでパーサーが各席に弁当などを配っていたのでこのサービスを知りました。

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この記事を書いた人

趣味のサークル「進電舎」サークル主です。もともとは鉄道が好きでしたが、そこから貨物列車へ興味を持ち、今では貨物列車の同人誌を執筆しています。この他にもバス、飛行機、競馬、競艇、アマチュア無線、ガジェットなど、「広く浅く」趣味を楽しんでいます。おかげで1日が24時間ではとても足りません。

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