iPhone vs Android!賢いスマホの選び方!【あなたはどっち?】

皆さんはiPhoneとAndroid、どっちを使っていますか?筆者は今こそAndroidメインで使っていますが、一年ほど前まではiPhoneをメインで使っていました。今でもiPhoneは持ち続けています。両方使ってみて、iPhoneにはiPhoneのよいところが、AndroidにはAndroidの良いところがあると分かりました。あなたはどちらを使うのが良いでしょうか?詳しく解説していきます!

目次

筆者のiPhone歴・Android歴

筆者が現在メインで使っている、Xiaomi Mi11 Ultra

私(筆者)は2012年に初めてスマホを購入しました。初めてのスマホはiPhone4S。この頃というのは、圧倒的にiPhoneが強かったんです。Androidは頻繁にフリーズしたり、異常発熱したりしてとても使い物にはなりませんでした。しかし、徐々に中国メーカーの台頭などがあり、だいたい2018年頃にはAndroidとiPhoneが互角の勝負となってきたと思います。

iPhone4S、今思うとずいぶん小さいスマホなんですよね・・・。

私はiPhone4S→5S→6SPlus→8Plusと乗り換えてきました。そう。昔は一般的日本人(?)のように、2年に一回iPhoneを買う生活をしていたんです。ところが2020年、8Plusを2年使い、iPhoneに関するいろいろな不満が溜まってきて、Androidにしようかな?と思ってAndroidに乗り換えました。初のAndroid端末はHuawei P30 Pro。カメラに強い、ファーウェイ最後のGMS端末です。ここから一気にAndroidの沼にハマり、その後Xiaomi Mi10T Pro、vivo X60 Pro+、Mi11 UltraなどハイペースでハイエンドAndroid端末を買ってきました。しかし現在でもiPhone8Plusを持ち続けています。これはやはりサイズ感がちょうどいいということ、それからiPhoneで買った有料アプリなどは、Androidに引き継げないのでいまだにiPhoneも使っています。両方使ってみると、それぞれの良さ・悪さが見えてきます。それではさっそく、iPhone・Androidのメリット・デメリットを見ていきましょう。

Androidのメリット・デメリット

現在、SIMフリー市場で1、2位を争うスマホ、Mi11 Lite

メリット①一芸に秀でた端末がある

iPhoneというのは、全体的に平均的な性能で、特に飛び出た部分はありません。Androidにはいろいろなメーカーのいろいろな端末があるので、自分好みの端末を見つけやすいというメリットがあります。例えばカメラに特化した端末。日本版端末だとGalaxy S21 UltraやOPPO Find X3 Pro、SONY Xperia 1Ⅲなどが挙げられます。(正直、日本に来ているカメラ端末って微妙なやつが多いですけど・・・)

それから、ゲームに特化した端末もあります。これは最高峰のSoC(CPU/GPU)を搭載し、さらに排熱性能を高めるために冷却ファンなどが付いていたり、LRボタンが付いていたりします。こちらも日本で発売されており、Xiaomi BlackSharkやASUS ROG Phone、Nubia Red Magicなどがあります。特に性能が重要なFPSゲームなどをしている人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

カメラ重視の良い端末は日本になかなか来ないんです・・・。

メリット②安い端末がある

iPhoneは一番安いiPhoneSE2でも定価が5万円程度(実売価格3.7万円)です。Androidならもっと安い端末があり、例えばRedmi 9Tという格安端末だと1.5万円で買うことができます。日本でAndroid端末といえば、やはり安さで選んでいる方が多いようです。ですがやはり格安の端末は動作も遅くてゲームもほとんどできないと思っておいた方が良いです。しかし、iPhoneと同じくらいの値段の端末なら、性能はiPhoneと同じくらいかAndroidの方が上です。

メリット③メーカー・機種ラインナップが豊富

メリット1と同じようなことなんですが、iPhoneは数機種しかないのに対し、Androidは毎週のように新しい端末が発売されています。また、iPhoneは当然ながらすべてApple製なので、Appleの趣味に付き合っていく必要があるのに対し、Androidはあるメーカーが気に入らない場合でも、違うメーカーのスマホを買えばいいんです。iPhone~Android間の乗り換えはかなり面倒です。

iPhoneの現行モデルは、SE第二世代、12mini、12無印、12Pro、12ProMaxの

5種類のみです。

メリット④カスタマイズ性が高い

一般的にiPhoneよりAndroidの方がカスタマイズ性が高いと言われています。また、Androidの方がアプリが豊富です。iPhoneの場合は公式のApp Storeからしか入れることができませんが、Androidの場合、公式のPlayストア以外からも入れることができます。ただしたまにセキュリティ的に問題があるアプリもあるので、そこは注意が必要です。

メリット⑤ほかのデバイスとの相性が◎

iPhoneはとにかくWindowsをはじめとする他のデバイスとの相性が悪いです。それと比較して、Android端末はWindowsと相性が良いです。音楽や写真の転送も簡単です。普通のUSBメモリと同じような感じでデータを移すことができます。また、端末にもよりますがテレビとの相性も良いです。iPhoneの場合、テレビにミラーリングする場合、別売りのApple TVというものを買う必要があります。これが結構高いです。1万円~2万円くらいです。Androidの場合は端末とテレビだけあればミラーリングが可能です。Miracastというものですが、今販売しているテレビは結構対応しているものが多いです。それから、Miracastに対応していないテレビでもGoogleが販売しているChrome Castというものを使えばミラーリングが可能です。Apple TVによく似ていますが、値段は8000円弱と、Apple TVの半額程度で買えます。

それでは、ここからAndroidのデメリットを挙げていきます。

Androidのデメリット①消せないプリインストールアプリが多い

特にキャリア専売モデル。これはダメです。あまりにも消せない邪魔なアプリが多すぎます。iPhoneの場合、Androidより数が少なく、消せるアプリが多いのに対し、Androidの場合はカスタマイズ性が高いことを逆手に取って、キャリアが勝手にアプリを消せないように設定しています。対策としてはキャリアモデルではなくSIMフリー機を買うくらいしかないのですが、欲しい端末がキャリア専売だとガッカリしますよね。総務省もこういったことを早く対策してもらいたいものです。

Androidのデメリット②対応バンドに注意

携帯電話会社ごとに、通信するときに使用する周波数(バンド)が若干異なっており、Androidの場合、特にキャリア専売モデルの場合は他社のバンドに対応していない場合があるので注意が必要です。iPhoneの場合、どのキャリアで買っても、SIMフリー機を買ってもSIMロックさえ解除すればどの会社のSIMカードを入れてもだいたい通信が可能です。しかしAndroidのキャリア専売モデルの場合、自社で使用せず他社が使用しているバンドを塞いでしまうことがあります。これについては総務省もようやく問題アリと判断して動いているようですが、未だにこうしたことが行われています。docomoを使用する場合は「Band19」、auを使用する場合は「Band18 / Band26」、Softbankを使用する場合は「Band8」を注意して見てみると良いでしょう。

基本的にBand1、3、8、18、19に対応していれば

どのキャリアでも使えると思われます。

Androidのデメリット③機種によって操作などが微妙に異なる

前述の通り、Androidにはたくさんのメーカー、機種があります。実は一部のメーカーでは、メーカーごとに独自のUI/OSを搭載しており、若干設定や操作が異なっています。もちろんデータやアプリについては互換性があるのでその点は心配ないのですが、違うメーカーの端末に乗り換えるとちょっと操作に戸惑ったりする可能性はあります。また、機種が多いぶん、機種などによっては設定方法や操作などがインターネット上に載っていないこともあるかもしれません。機種が多いのはメリットであり、デメリットでもありますね。

iPhoneのメリット・デメリット

iPhoneのメリット①みんな使ってる

結局一番のメリットってこれですね。日本人の半分以上はiPhoneを使っています。つまり、操作が分からなくなったときは、ネット上にも情報が潤沢にありますし、身近な人に聞いても解決できるかと思います。その点Androidは機種によって微妙に違ったりするので、ここはiPhoneの方が有利な点ですね。特に初めてスマホを買う高齢者の方や、操作に自信がない人はらくらくホンではなくiPhoneを買うべきです。らくらくホンってなにもらくらくじゃないんですよね実は。ほかの人に聞いたら確実に教えてもらえるiPhoneが一番簡単です。

私の身近な人も、iPhoneユーザーがほとんどです・・・。

iPhoneのメリット②どれを買っても処理性能にハズレがない

スマホの処理性能を決めるのは「SoC」というものです。これはSystem On a Chipの略で、PCで言うところのCPUやGPUなどが統合されたものを言います。このSoCのトータルバランスにおいては、iPhoneが優秀です。特に2021年のAndroidハイエンドモデルは発熱がひどいのに対し、iPhoneは比較的発熱は少ないですね。また、iPhoneはSEこそちょっと弱いですが、SE以外なら無印でもProMaxでも十分な処理性能を持つSoCを積んでいるので、どのiPhoneを選んでも処理性能について心配する必要はあまりなさそうです。また、電池持ちに関してですが、iPhoneの内蔵バッテリーは多くのAndroid端末より容量が少ないですが、電池持ちは普通以上だと思います。

iPhoneが好きではない私ですが、SoCに関しては

Androidより優れているなと感じています。

それでは、ここからiPhoneのデメリットを挙げていきます。

iPhoneのデメリット①指紋認証がない

今、iPhoneを買ううえで最大のデメリットとも言えると思います。Androidはハイエンドからローエンドまでほぼすべての端末が指紋認証に対応していますが、iPhoneは最新のiPhone12だと指紋認証がありません。iPhoneX以降の端末にはないんですよね指紋認証・・・。ちなみにSEにはあります。指紋認証がないと何が大変かって、素早くロック解除する方法が顔認証しかないってことなんですよ。そしてその顔認証はマスクを付けてると当然反応しません。つまり、電車の中など、マスクを外せない状態でロックを解除するには、パスコードを入れなければなりません。面倒ですよね・・・そんなあなたに朗報!AppleWatchがあればマスクがあってもロック解除できますよ!!!って、阿漕な商売してますよねAppleさん。調子に乗ってますよね。Androidならそんなん買わなくても普通に指紋認証がありますから。

iPhoneのデメリット②多くの人にとって邪魔なMagSafe

最新のiPhone12では、ワイヤレス充電「MagSafe」機能に対応しています。なので端末背面に磁石が埋め込まれているんですよね。これ、手帳型ケースを使っている人は要注意。ケースにクレジットカードなどの磁気カードを入れているとダメになってしまいます。また、レザーケースなどに入れてMagsafeを使うとその部分が変色してしまうそうです。Androidのワイヤレス充電にも言えることですが、実用性に乏しく、多くの人にとっては実に邪魔な機能になっています。

iPhoneのデメリット③互換性のないLightningケーブル

iPhoneの充電端子は、Lightning端子というものです。これはApple製品くらいにしか採用されていません。Androidの場合は多くがUSB-Cで、こちらはAndroid端末以外にもさまざまな所で使用されています。Lightningケーブルに関しては国際的に大きな問題になっており、EUが事実上の「Lightningケーブル禁止法案」を欧州議会に提出する可能性があることが話題になっています。ではなんで、これまでiPhoneはずっと互換性のないLightningケーブルを使ってきたのでしょうか?これはAppleの利益になるからです。というのもごく一部の粗悪品を除き、Lightningケーブルは「MFi認証」というものを受けています。これはAppleが設けている認証制度で、基本的にLightningケーブルを販売するときはこのMFi認証が必須です。このMFi認証を受けるときに、Appleにライセンス料を支払う必要があるというわけです。そのため、LightningケーブルはUSBケーブルと比較してかなり高いです。確かにMFi認証を受けているケーブルは安心感がありますが、それ以上に値段が高いというのは痛いですね。

Lightningケーブルは滅ぼさなければならない文化です・・・。

iPhoneのデメリット④充電が遅い

Androidの場合、特にハイエンドモデルに関してはかなり多くの端末で急速充電に対応しており、中には120Wという非常に速い充電に対応している端末もあります。また、近年ではミドル帯の一部の端末でもQCやPDといった急速充電に対応しています。しかしiPhoneでは、最新鋭のフラッグシップモデルであるiPhone12 ProMaxでも20Wが上限です。また、前述の通りiPhoneの充電器はMFi認証を受けて売るものを買わないと使えない可能性があります。なので急速充電に対応した充電器、ケーブルはAndroidのものと比べてもやっぱり高いです。早く充電したいという人にiPhoneは向いていません。

iPhoneのデメリット⑤他社デバイスとの相性が悪い

iPhoneをApple製品に繋げればとても快適です。AppleWatch、Macbook、earpodsなどなど。逆に他社デバイスとの相性は最悪です。その最たる例はWindows。おそらくiPhoneを持ってる人でも、多くの人がWindowsのパソコンを使っているのではないでしょうか。iPhoneから、あるいはiPhoneへ画像や動画、音楽などを転送したい場合、Androidとは違い非常に面倒です。やり方はいくつかありますが、iCloudやiTunesなどを経由しないとうまくできない場合がほとんどです。それからこれはAndroidのメリットでも書きましたが、テレビとの接続においても1万円以上する別売りのAppleTVが必要になります。PCがWindowsなら、iPhoneはやめといた方が良いです。

私はこれが一番の原因でiPhoneからAndroidに乗り換えました。

iPhoneのデメリット⑥カスタマイズ性が低い

例えば、iPhoneの場合はホーム画面でアプリを自由に配置できません。左上から並べるしかないんです。Androidはどこでも自由にアプリを配置できます。また、ウィジェットもiPhoneは少ないです。Androidの方が機能が豊富ですね。また、そもそもiPhoneはアプリの数が少ないです。公式アプリストアだけでも、AndroidのPlayストアはiPhoneのAppStoreと比較してアプリの数が2倍~3倍程度あります。一時流行したクラブハウスみたいなやつは例外中の例外です。そういえばクラブハウスすっかり話題から消えましたね。また、Androidの場合、画面下に戻るボタンやホームボタンなどが固定表示できます。もちろんジェスチャーによる操作も可能です。iPhoneの場合はそのあたりの操作がちょっとAndroidに比べて劣ると感じました。

じゃあなんでみんなiPhoneを使うわけ?

日本って異常です。iOSのシェア率は世界一です。AndroidよりiOSのシェアが多い国はそう多くはありませんし、世界全体でのiOSのシェアは約1/4程度です。こう言っては怒られてしまうでしょうけれども、あえて言いますね。iPhoneは世界一コスパが悪いスマホです。かつてはAndroidより強かったですが、昔話はここらへんにしておきましょう。今はAndroidの方が優秀だと、はっきり断言させていただきます。じゃあなんでiPhoneを使っている人が多いのか?これは2種類に分けられると思います。まず1つは、iPhoneが圧倒的に強い時代にiPhoneを使い始め、そのまま使っている人。これ私でした。なかなかiPhone~Android間の乗り換えってLINEをはじめとしたデータの移行ができないので、Androidが気になってはいながらもAndroidを継続的に使用している方が多いようです。もっと簡単にデータ移行ができれば良いのですが、どうしようもありません。ただ、iPhoneを使い続ける以上は「指紋認証廃止」「Magsafe」などというApple社の趣味の悪い道楽に一生付き合ってく必要があることをお忘れなく・・・。こういったApple社の悪趣味は今後も多分毎年のように起こると思うので、それが嫌ならば早いところ脱・iPhoneすべきだと思います。それからもう一つは学生です。iPhoneを持ってないと仲間外れになる・・・みたいな。そういうのが結構あるらしいんです。これも仕方がないことではありますが、前述の通りiPhoneからAndroidへ機種変更するのはなかなか大変です。私は初めてのスマホにはAndroid端末をオススメします。

Android

あとはまあ、日本に入ってくるandroid端末はほとんどミドル~ローエンド帯しかないんですよね。特にSIMフリー機は。現在の日本ではハイエンド=iPhoneという感じになっているので、特に海外メーカーはハイエンドモデルでは採算が厳しいと見て、日本市場への投入を控えているんですよね。Xiaomiが特にそうですね。今年、SIMフリーで出ているAndroidハイエンドモデルで、カメラが強い端末OPPO Find X3 Proの1機種しかありません。そのほかだとゲーミング端末シリーズ、モトローラmoto g100、ASUS Zenfone8などが挙げられます。しかしどう考えても選択肢が十分あるとは言い難いです。ハイエンドモデルに関しては本当にiPhone以外の選択肢が限られています。海外端末であれば選択肢は潤沢にありますが、技適の問題もありますし、扱うのにある程度の知識が必要になるため、万人にはオススメできません。

まとめ:さよならiPhone。

iPhoneとAndroid、それぞれのメリットとデメリットを見てきましたが、両方使ってみて、やはりiPhoneの方が圧倒的にデメリットは多いです。日本においてはiPhone=高級、Android=安いという感じになってしまっていますが、必ずしもそうではないんですよね。Androidでもハイエンドモデルがしっかりと用意されており、iPhoneと同じくらいの値段のAndroid端末ならAndroidの方が良いということが多いです。特にiPhoneにはない、個性的な端末が欲しい人には、Android端末は魅力的な選択肢なのではないでしょうか。私は両方使ってみて、今の時代ならば圧倒的にAndroid端末をオススメします。iPhoneを今使っていて、乗り換えを検討の方は、ぜひ一度Androidを体験してみることをオススメします。

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この記事を書いた人

趣味のサークル「進電舎」サークル主です。もともとは鉄道が好きでしたが、そこから貨物列車へ興味を持ち、今では貨物列車の同人誌を執筆しています。この他にもバス、飛行機、競馬、競艇、アマチュア無線、ガジェットなど、「広く浅く」趣味を楽しんでいます。おかげで1日が24時間ではとても足りません。

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