vivo X80 / X80 Pro発表【最強カメラがアップデート】

vivo X80シリーズが中国国内で発表されました。主に低照度性能に定評があるvivoですが、今回はカメラもしっかりアップデートされています。

目次

vivo X80 Pro

まずはカメラ以外から。IP68防水・防塵が付きました。これはうれしいですね。あるに越したことはないですからね。こんなんなんぼあっても困らないですからね。

X80 Proで最も特筆すべき点は、SoCがSnapdragon8 Gen1とDimensity9000から選べる点です。OPPO Find X5 Proでも同じような感じでしたが、Find X5の場合Dimensity版の用意台数が極端に少なく、独自ISPチップを搭載していないなど、必ずしも同じではありませんでした。しかしX80 ProはSoC以外にハード面の違いはなく、またどうやら極端に用意台数が少ないということもなさそうです。Dimensity版は8GB+256GBのモデルがないくらいでしょうか。同じRAM・ストレージ容量なら値段も同一となっています。ただし、ソフト面においては違いがあるようで、サポートされている撮影モードがDimensity版は17個、Snapdragon版は22個となっています。vivoがウリにしている星空モードもDimensity版にはないようなので、注意が必要です。

指紋認証はQualcomm 3D Sonic Maxを搭載。かなり強化されて、より高い精度で指紋認証が可能になったようです。指紋認証派の私にはうれしいですね~。

冷却機構もアップデートされたようです。最近のハイエンドSoCは発熱が激しいですから、これは良いですね。

充電はFlashCharge(独自規格)80W充電に対応。PD充電では65W充電に対応しています。ワイヤレス充電は50Wに対応。X70 Pro+では独自規格に互換性がありませんでしたので、PDでも急速充電に対応したのは良いことですね。

さてここからはカメラです。

今回はX70シリーズまでの無印、Pro、Pro+の3モデル構成から無印とProの2モデル構成となりました。Proのカメラは従来のPro+と同じレベルとなっています。メインカメラは従来のGN1から、vivoがGN1をベースにカスタマイズしたGNVとなりました。センサーサイズ、ピクセルサイズ、画素数はGN1と同様ですが、isocell 3.0になり、より低照度性能が強化されたようです。

また、いわゆる疑似ジンバル(MicroPTZ)と言われている手振れ補正は、これまで超広角に付いていました。しかしこれが2x中間望遠に変わりました。この2つのセンサーはいずれもそれ以外の変更はなく、超広角がIMX598、中間望遠がIMX663となっています。超広角は通常のOISも搭載しておらず、全眼手ブレ補正ではなくなりました。

望遠は相変わらず・・・なのですが、どうやらセンサーが変わったようです。これまではOV08A10というオムニビジョン製のセンサーでしたが、これがハイニックス製のHi847に変わったようです。ただしこれは公式情報ではありません。センサーサイズ、画素数、ピクセルサイズは同一です。

ISPチップの「V1+」を搭載。これはProのSnapdragon版、Dimensity版、さらに無印まで、全モデルに搭載されています。

Zeissとの協業は継続で、すべてのモデルにおいてZeiss T*コーティングが採用されています。

SoCSnapdragon 8Gen1 / Dimensity9000
寸法164.57*75.3*9.10
重量219g(オレンジ色は215g)
オレンジ、水色、黒(水色はSnapdragon版のみ)
RAM/ストレージLPDDR5/UFS3.1
電池容量4700mAh
4G対応バンドB1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/
B20/B25/B26/B28/B66/B34/B38/B39/B40/B41/B42
DACCS43131
OSOrigin OS Ocean(Android12)

vivo X80

X80 Proとの共通点も多いので、共通している部分は省略します。

無印はカメラ構成が異なります。こちらも新型のセンサーとなるIMX866を搭載。このIMX866はRGBWという特殊なセンサーとなっています。通常のイメージセンサーはRGGB配列となっています。これに対し、Huaweiは低照度性能を上げる目的でRYYBという配列のセンサーを搭載しました。しかしRYYBセンサー搭載で低照度撮影性能が格段に上がった副作用として、色が時々おかしくなってしまうという事象が起きていました。RGBWセンサーがどうなのかは未知数です。特に色味がどう出るか気になるところでありますね。

メインセンサー以外では2x望遠と超広角センサーを搭載。センサーはいずれも12MPのIMX663を搭載しています。疑似ジンバルはありません。

RGBW配列のIMX866は1/1.49となっています。数字を見る限り、IMX766の後継のようですが、IMX766よりは一回り大きくなっています。

SoCDimensity9000
寸法164.95*75.23*8.3(オレンジは8.78)
重量206g(オレンジ色は203g)
オレンジ、水色、黒
RAM/ストレージLPDDR5/UFS3.1
電池容量4500mAh
4G対応バンドB1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B28A/B34/B38/B39/B40/B41
DACCS43131
OSOrigin OS Ocean(Android12)

価格と発売日・グローバル展開

X80無印は8GB+128GBで3699CNYとなっています。最大で12GB+512GBのモデルまであります。

X80 Pro Snapdragon版は8+128GBで5499CNYとなっています。最大で12GB+512GBのモデルまであります。

x80 pro

X80 Pro Dimensity9000版は12GB+256GBで5999CNYとなっています。Snapdragon版にはあった8+256GBがありませんが、それ以外は同じ価格となっています。

発売日は2022年4月28日ですが、Dimensity版のみ5月5日となっています。また、5月前半にPro(Snapdragon版)のグローバル発表が予定されている模様です。

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この記事を書いた人

趣味のサークル「進電舎」サークル主です。もともとは鉄道が好きでしたが、そこから貨物列車へ興味を持ち、今では貨物列車の同人誌を執筆しています。この他にもバス、飛行機、競馬、競艇、アマチュア無線、ガジェットなど、「広く浅く」趣味を楽しんでいます。おかげで1日が24時間ではとても足りません。

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