レビュー・批評

SOUNDPEATS Emgine4 実機レビュー【定価1万円以下でハイレゾ対応】

レビュー・批評

今回は2023年7月発売のTWS、SoundPeats Engine4をレビューしていきます!この製品を一言で表すならば「コスパ最高の音質重視TWS」です!それでは見ていきましょう!

SOUNDPEATSってどんな会社?

SOUNDPEATSという会社はあまりなじみのない会社かもしれませんが、実は13年の実績があるメーカーです。え、たったの13年?と思うかもしれませんが、TWSなどのBluetoothイヤホンというのは、本当にここ10年くらいで主流になってきていますので、むしろ十分な実績があるメーカーと言えます。本社は中国・深センにあり、日本以外ではアメリカなど30か国以上で販売されています。日本にも正式に展開しており、日本で発売されている製品は日本の規格、認証も取得しているので安心して使用できます。どちらかといえば高価格帯の製品が充実しており、1万円前後の製品を中心に販売されているようです。

SOUNDPEATS Engine4の特徴

LDAC・ハイレゾに対応

LDACというのはBluetoothイヤホンにおけるコーデックの1つで、Engine4はその中でも高規格なLDACに対応しています。また、ハイレゾにも対応しています。ハイレゾのマークは日本オーディオ協会の認証を受けた証です。LDAC対応かつハイレゾ対応のTWSは1万円を超えるものが多く、1万円切りで対応しているのはかなりコスパが良いと言えるでしょう。ただしiPhoneはLDACに対応していないため、これの恩恵を受けられるのはAndroidなどのユーザーに限られます。

同軸デュアルダイナミックドライバー搭載

イヤホンにおける最も重要な部分、音を鳴らすドライバー部分にも力を入れています。ドライバーが2つあるデュアルドライバーを採用しており、片方が主に低音、片方が主に高音域を担当することにより、通常のTWSより幅広い音域でクリアなサウンドが楽しめるようになっています。

連続再生12.5時間・充電ケース43時間再生可能

連続再生(ケースに戻さずに連続で再生できる時間)は12.5時間、充電ケースを含めた再生時間は43時間です。これは平均より長い数字ですし、長時間の再生にも耐えうるバッテリー容量です。

開封

外箱です。標準的なイヤホンの箱だと思います。

箱の裏です。ここに日本語表記はありませんが、技適マークがあります(〇の中に〒があるようなマーークがそれです)。技適以外にもアメリカのFCC認証やUKCE(イギリス)、CEマーク(EU)などの認証マークがあります。

外箱を開けるとイヤホンと説明書があります。

説明書です。こちらは日本語の説明書もあるので安心です。日本語以外にも英語やフランス語、イタリア語やドイツ語などが書かれています。

本体の下に付属品であるイヤーピースとUSB-Cケーブルがあります。

USB-Cケーブルとイヤーピースです。ケーブルは短く、20cm程度でした。イヤーピースはS、M、Lがそれぞれ1セットずつ付属しています。

本体ケース外観です。充電端子はUSB-Cです。本体色は黒っぽく見えますが、やや茶色がかっています。「錆色」らしいです。ケースはツルツルで反射します。見た目は綺麗なのですが、この手のタイプは指紋が付きやすく、また汚れが目立ちやすいのでそこが難点です。

ケースの蓋を開けたところです。ケースを含めそれなりに重い方だと思いました。

イヤホン本体です。個人的にこのデザインは良いと思います。高級感があり、触り心地も上々です。ただ、ケースから取り出すときに滑りやすく、形も相まってかなり取り出しにくくなっているのは気になりました。

SOUNDPEATSアプリについて

SoundPeatsには専用アプリがあります。イヤホンの情報を見ることの他、イヤホンのファームウェアアップデート、イコライザの調整などが行えます。使うには会員登録が必要になります。

このようにアプリからイコライザの調整が可能です。スマホの機種によっては標準機能でイコライザが使える機種もありますが、使えない機種もあるのでこれはうれしい機能です。

また、このアプリにはアダプティブイコライザーという面白い機能もあります。これはイヤホンからいろいろな音程の音を流し、音が聞こえたらボタンを押すというもので、その人の聞こえやすい音は小さく、逆に聞こえにくい音は大きくするというものです。私もやってみましたが私の場合はほとんどの音が聞こえたのでほぼほぼフラットになりました。

実際に使ってみての感想

音質

私はGoogle Pixel Buds Proという定価2.8万円のイヤホンを愛用していますが、音質に関してはPixel Buds Proとほとんど遜色なく感じました。ただしPixel Buds Proと比較するとANCや耳検知などがない点などが劣っていますが、値段差を考えれば全然アリですね。どちらかと言えば高音域が強いイヤホンだと思います。もちろん低音域も良いと思うわけですが、高音が綺麗に響くのがお気に入りポイントです。音のバランスも良く、長時間聴いていても全く疲れません。音質に関しては値段を考えればかなり良コスパと言えると思います。

電池持ち

3泊4日の北海道旅行に持って行ってみました。この4日間で合計10時間以上再生しましたが、充電なしでも全く問題なく充電が持ちました。充電持ちに関しては全く問題ないレベルだと思います。左耳が95%、右耳が100%でした。公式アプリからケースの充電残量が分からないのがちょっと気になりました。

まとめ

良かった点(メリット)

音質に関してはかなり満足度が高いです。

また、耳へのフィット感もかなり良いと思いました。手で持ってみると意外と重いかな?と思っていましたが、耳に付けると全然そんなことはなく、かなりフィット感が高かったです。

音に関しては高音質なのに長時間聴いていても全く疲れないなと思いました。高速バスに乗りながらほぼ連続で4時間イヤホンを付けていたのですが、耳が痛くなることもありませんでしたし、途中で外したいな・・・と思うこともありませんでした。機能は少なめですが、その分音質に関しては力を入れているなと思いました。

いまいちだと感じた点(デメリット)

まずはANCと耳検知がない点。ANCはアクティブノイズキャンセリングの略で、要するに外音を遮断する機能です。個人的にはANCがあるTWSを愛用していますので、やはりANCがあった方が良いな・・・と思いました。とはいえぴったり耳にフィットするイヤーピースを付ければ、それなりの遮音性があるカナル型イヤホンですので、今ANC付きイヤホンを愛用していて手放せない方以外はそれほど気にしなくてもいいかもしれませんね。実際にEngine4でもそれなりに遮音性はあると感じました。逆にノイキャンが苦手な方には良いかもしれません。耳検知はどちらか片方のイヤホンが耳から外れると自動的に音楽の再生を止める機能で、結構便利な機能なのですが、Engine4にはありません。これら2つの機能はどちらも搭載するとコストが結構かかると思われる機能ですので、そこを削った分、音質に関係するハードウェアの強化に回していると考えれば納得です。

そしてもう1つ、ケースからイヤホンを取り出しにくいのが気になりました。ケースにイヤホンを入れるとイヤホンの頭の丸まった部分が上に来ますが、この部分が滑りやすい素材で、丸い形状のため掴むこともできず、毎回取り出すのが面倒になります。これについては次回作での改善を期待したいと思います。

総評

ANCや耳検知などの機能を必要とせず、音質にこだわりがある人なら間違いなく買いだと思います。逆にANCが必要な方には同じメーカー、SoundPeatsからほぼ同じ価格帯でAir3 ProというTWSが出ていますので、こちらが良いかと思います。SoundPeatsは今国内発売している機種だけで10機種前後ありますので、Engine4が合わなくても予算や用途に合ったTWSが見つかることでしょう。Engine4のウリはやはりドライバーの性能とLDACだと思うので、とにかく1万円以下で音質にこだわりたいならEngine4ですね。ちょっとした不満点はいくつかありますが、特に音質に関してはかなり良く、満足できるかと思います。オススメです。

※今回、SoundPeats様より商品の提供を頂いております。

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